蔵元便り

 9月も半ばとなり、朝晩はだいぶ涼しくなり日中もすごしやすくなってきました。外に出て、ふと気がつくと、会社の栗の木にも実がたくさんついていました。今年もおいしい栗の実が食べられそうです。
 今月は、いよいよ酒造りの準備がスタートします。仕込み水に使う井戸の掃除、蔵の掃除、ポンプ等の器具類の点検などなど、造りが始まる11月までにやることはたくさんあります。作業風景は後日お見せすることができると思います。

みんな、やる気はあるかい?
 もっちろんさ〜!

(Bob the Builder 風)

 皆様より、よく「お酒を造っていない夏場は何をやっているの?」というご質問をいただきます。
 答えは「それ以外の仕事」としか言えないのですが、蔵の中の掃除や修理、商品の瓶詰め、営業活動・販売、はては駐車場の草刈まで。ひっそり静まり返った蔵とは反対に、忙しい日が続きます。
 今回は、その中から瓶詰めの作業をお見せしたいと思います。瓶詰めといってもタンクの中のお酒をそのまま詰めればよいという訳ではなく、当日までに瓶を洗ったり、詰めるお酒を用意して、濾過したり。用意から合わせれば2〜3日かかります。そしてこれがけっこう重労働なのです。

 朝。いつもより少し早めに出勤し用意をします。
 今日一日、事故の無いようみんなキビキビ動きます。
 部長はお酒の待ちタンクの掃除を、村上さんはホースをつないでいますね。

当 日

 作業開始。写真左側の蒸気が出ている所から瓶を送ります。写真右側のオレンジ色のライトの所で、異物混入・破瓶などがないかチェックします。

 写真右側、ちょっと切れてしまっていますが、ここでラベルを貼って出来上がり。
 写真の左奥に見えるのは、様々な用途に応じた瓶詰め機です。手前から、ワンカップ用、生酒用、パック用です。

 この日は一升瓶が主でした。無事に作業が終わり「やれやれ」って感じです。

今日は瓶詰め