節取りとは、織りあがったちりめんにある糸節や結びをきれいに直したり、汚れを落とすなど、生機(きばた:精練前のちりめんのこと)の状態における検品、およびそれに伴う補整(直し)のことです。また、ちりめんにできた傷の状態を見て、いち早く機械の不備などを、直すことができます。
丹後ちりめんは絹織物、つまり天然繊維でできている為、どうしても糸に節が残ったり、結び直した結びが残ってしまいます。
経糸も、緯糸も準備行程でセンサーにかけて節を取って結び直すわけですが、100%節をとることはまず不可能でしょう。
もし節が多いからといって、センサーの感度を上げると、今度はセンサーが反応しすぎて結びだらけになってしまいます。製織時においても、糸節には注意を払い節が残っていれば結び直します。(写真下)
経糸には特に節の少ないものを使いますが、それでも天然繊維である以上、まったく節がないということはありえません。
節取りに要する時間は、ちりめんの種類によって違いますが、柄のたくさんある、表面に凹凸のあるものは比較的節がわかりにくいので、5〜10分もあれば見られるでしょうが、駒無地などの表面のきれいなちりめんは非常に傷が目立ちやすい為、一反節取りをするのに30分ぐらい、又はそれ以上かかってしまいます。
節や結びをひとつずつ針で起こして、取り除いていきます。