整経(せいけい)とは、ちりめんの経糸を必要な糸本数だけ、必要な長さに揃えることをいいます。
○おおまかな手順(弊社の一般的な織物の場合)
1、120本分又は200本分の糸を配列する。(今回は120本の場合)
2、反物の長さ×反数で、必要な糸の長さを計算しドラムに巻き取る。(例えば、一反15mの経糸のちりめんを20反分なら300m)
一般的な紋意匠ちりめんの場合、経糸の数は約3700〜3800本。一回で120本の糸を巻き取るので、この作業を30回と100本繰り返す。(例:120本×30回+100本=3700本)
3、2でドラムに巻き取った糸を、ビームに巻き取る。巻き取りながら機草(はたくさ:厚紙)を挟んでいくことにより、経糸が重なり合って食込むのを防ぐ。機草が不十分だと糸が食込んでいき、張力ムラができ難物の原因になる。
4出来上がり。(写真は、完成した経糸を機にかけたところです)

注意点
すべての行程は一連の作業で行い、作業途中で止めて、翌日に持ち越したり長時間作業を中断しないようにする。作業途中で(特にドラムに巻き取る途中)、時間を空けるとそこで経糸の張力差ができてしまう。

このように、すべての行程で
特に注意する点は、糸の張力を一定に保つことです。経糸の張力差は、織りあがったちりめんに 大きな影響を与え、染め上がり後のサシ(たて筋状の染めムラ)などの原因のひとつになります。

※その他にも作業行程、注意点等ありますが、簡潔に説明するために
省いてありますのでご了承ください。