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Q17 お仏飯(ぶっぱん)、「おっぱんさん」は何時お供えするの?
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お仏飯は、朝お釈迦さまが托鉢(たくはつ)に歩かれた時、在家の信者が
お釈迦さまをお敬いする心から食べ物を布施(ふせ・ほどこし)したことが由来とされています。

お釈迦さまは、在家の信者から布施された食べ物を昼までにいただかれ、午後からは
水分は取られましたが、食事はとらなかったといわれています。
また、食べきれず残ったものは鳥などの他の動物に分け与えておられたといいます。

これに倣い浄土真宗では、ご本尊の阿弥陀さまにお敬いの気持ちでお仏飯をお供えし、
お勤めします。そして、お下げした後は共に食に恵まれたことに感謝して大切にいただきます。

これらのことから、
 ○朝炊いたご飯を仏飯器に山形に盛り、お仏壇にお供えし、
 ○朝お供えしたお仏飯は、昼までに降ろしていただく。
  (実際は、お勤めした後、すぐ降ろしていただくことが多い。)
というのが望ましいと思います。

また、最近は生活習慣が多様化して晩にご飯を炊くところもあることでしょう。
その場合は、ご飯を炊いたらすぐお仏壇にお供えをし、お勤めをして、降ろしていただくとよいでしょう。