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アイガモ農法日誌

昨年は正月に飼っている合鴨を山の動物に取られてしまいましたが次女が飼ってくれと言うので子供の情操教育にでもなればと思い合鴨を引き続き雄1羽雌2羽を飼育しています。いつもならもう卵を産む時期なのですが今年はまだです近くの家ではもう産んでいるようですが・・・又雛が孵ればいいのですが・・楽しみです。(2007.1.18)

(以下は昨年の写真です。)

ヤフーブログ 郁さんの独り言 ID ikusan60であいがも稲作に関することを発信しています。

3月30日 今年もあいがも稲作始動です。去年秋の10月 4日に、トラクターで耕耘
       済みの我が家から7キロ離れた、あいがも稲作を今年も予定している田ん
       ぼへ、肥料の散布に行きました。
       一ヶ所で31アールあり、肥料も有機肥料なのでこの時期に散布する必要
       があります。       
       量はこうのとり有機6袋(120キロ)とれ太郎9袋(180キロ)油粕6袋(120
       キロ)その他、米糠を散布しました。散布機で散布しましたが時間がかかり
       終わると7時過ぎになり、あたりは真っ暗になっていました。

3月31日 今日は、午前中準備をし、トラクターで約7キロ離れた、あいがも稲作を
       する田んぼの耕耘に出かけました。延々40分余りの道中で、周りの景色
       を楽しみました。

4月12日 今日は種まき、ここ4・5年JAより発芽苗を購入していたのですが、播種の
       量や時期の関係で、今年は、自分で、最初から苗を作ることにしたもので
       す。
       3月29日に、温湯消毒(60度のお湯に10分浸ける)をし、催芽そして、4月
       2日に、苗箱に土入れ作業をしたものです。久しぶりの、家族総出?の作業
       でした。

4月29日 今日は遠方のあいがも稲作の予定の田んぼに2回目の耕耘に出掛けま
       した。8時半頃から昼食抜きで作業、4時間ほどかかりました。

5月 9日 今日は、愈々代かきです。例年、不思議に、この作業をする時には、雨に
       なったり、台風並の雨にあった事があります。しかし今年は、比較的穏やか
       な天気で助かりました。
       今年は、それに、水の加減が上手くいき、念入りに作業をしました。

5月13日 愈々、JAのほうから、昨日、FAXで雛引取りの連絡が、有りました。私は、
       勤めの関係で、かわりに嫁さんに行って貰いました。
       去年より一週間あまりも早い到着です。

5月16日 朝から、小雨の中、田植えをすることを決めました。今年の苗は、久しぶり
       に、自分が最初から作った苗、案じるより生むがやすし、まあまあの出来?
       と思われました。朝の6時ごろよりあいがも稲作田へ、軽トラで苗を運ぶの
       に、二往復、8時頃からはじめ、12時頃には終了しました。昼から予定の
       作業があり、四隅などの補植もしないで帰宅しました。
       普通栽培の場合は、これでひと段落ですが、あいがも稲作の場合は、ま
       だまだ、あいがも放鳥に向け、沢山の仕事が残っています。

5月18日 普通栽培田の補植も終わり、前日に続き補植の作業に終始しました。完了
       してからは、早速に、あいがも稲作の準備にかかりました。まず、3m毎に
       ネットを取り付ける、ポールを立てていきます。
       その後、ポールにネットをパッカー(取付部品)で取り付けます。

5月20日 ポールに1本はさみに支柱ををたて、ポールを強化し、それに、カラスなど
       からあいがもを守るために、テグスを張り巡らしました。

5月22日 今日も、20日に続きテグス張り、そして完了すると、ネットの外側に、
       電柵用の支柱立て、これは4m毎に立てました。

5月23日 昨日立てた支柱に、碍子を2個づつ取り付けてまわります。それが完了
       すると電線を2段にはりました。そしてその後は、小屋周りの整備色々、
       板切れや角材を使い、カモが出ないように又、害獣が侵入しないように
       しました。

5月24日 あいがも放鳥に備え、電柵の電線の下の草刈や、電源設置をしました。
       通電テストをすると、正常に、今年は、すんなりOKです。やれやれです。

5月25日 勤めに行く前に、ダンボールの箱2個に、雛を入れ、あいがもを田んぼ
       に放しました。そのまま勤め先へ、そして、夕方、帰りに寄ってみると、
       2羽が死んでいました。お金の問題ではなく、余り良い気持ちがしません。

6月 3日 普通栽培の田んぼには、数日前、唯一の除草剤を散布したのですが、
       やはり心配していたとうり、ヒエなどの雑草が目に付いてきました。
       それで、昔ながらの、田すり機での草取りをしました。

6月 5日 前に田すり機で草取りをしたものの、稲の近くや、横の部分の草が取れて
       いません。やはり、原始的ですが、豪くても確実に取れる人間の手で草取り
       です。
       沢山あり、普通は、取った草は、田んぼに埋めるのですが、バケツを持って
       回収しました。

6月12日 毎日続けてきた人力による草取り、やっと今日で完了です。
       とうりがかり?の人に良くガンバッとんなると褒めてもらいました。

6月16日 去年、稲の刈り取り前に、ひえを取るのに、何日もかかったことから、昨日
       からはじめた、2回目の人力による草取り、あれだけ、一生懸命取ったの
       に、見落とし、取り残しが多く、自信をなくしてしまいました。でも2日で完了
       です。

6月25日 稲も大きくなりましたが、あいがもも大きくなり、食欲もおおせい、以前は
       柄杓に7・8杯(バケツに約1杯)だったものが今ではその倍でも完食です。
       51羽もいるのだから当然?・・・

6月28日 何時ものように朝、合鴨に餌をやりに行きました。すると、カラスなどの害か
       ら守るために田んぼに張ったテグスが、何ヶ所か切れています。おかしい
       なと思いつつ、ネットには、異常がない為帰って来ました。

6月29日 朝同じように田んぼに行くと、なんと、昨日以上にテグスは切れ、何ヶ所か、
       稲は傷んでいます。そして、合鴨が、ひどく脅えているように見えます。
       見て回ると、ネットが大きく何ヶ所か破られています。
        “やられた!”4年前にも放鳥した、その日に雛を殺されたのですが、それ
       から、電線入りのネットに加え、その外に電線を張り巡らしていたので、安
       心し、合鴨も大きくなったことから予想もしませんでした。
       田んぼの中に入ると、傷を負い、動けないい合鴨や、死んでいるものなど、
       田んぼ中を歩いて、探しました。結局、7羽が死んでいましたし、傷を負い、
       元気のないもの3羽でした。
       早速、其のままでは、又やられる!何かしないと・・・と、ネットの外に畦シー
       トを張ることにしました。

7月 6日 あいがもを獣に殺されてからというもの、朝何時もの様に餌を与えに行く時
       は、ひやひやもの、何もなければいいが・・・然し、ネットの外に畦シートをし
       た効果かどうか、あれ以来、ネット内に進入した形跡がありません。

7月 9日 何時ものように朝、餌を与えに行きました。これまでは、行っても、田んぼの
       中を歩き回り?寄ってきませんでしたが、2・3日前から引き揚げに備え、餌
       の量を減らしていたため、昨日から寄って来るようになりました。でも、昨日
       などは全部の鴨が来なくてやきもきしましたが、今日は、小屋の前の遊び場
       に全部入って来ました。すかさず、入り口を閉めました。“ラッキー!”これま
       で、2つのグループに分かれて、行動していたので、引き揚げできるか心配
       していたのです。

7月10日 朝から強い雨、予報は昼頃から好転するも、どちらにしても、汗と泥水で
       ずぶ濡れになるし・・・と決行することにしました。珍しく嫁さんも手伝いに同
       行、合鴨稲作の作業のうちで嫌な作業の一つ。遊び場の上のネットを取っ
       たりする準備をした後何時もながらの、汗と雨、そして泥水でずぶ濡れ、合
       鴨との戦いをしました。最後の方は、手で捕らえることは出来ず、網で捕獲
       し、共同飼育場の方へ運びました。後は終日、合鴨資材の片付け作業をし
       ました。

7月13日 合鴨を引き揚げた後、田んぼは水を落として、中干しへ入ります。そして、
       溝切りをしなくてはなりません。溝切りは,間断潅水のためには欠かせませ
       ん。給水するときは、田んぼ一面に早く、水が行き渡りますし、排水するとき
       も、早くに、排水できることになります。午後3時ごろから、作業に出かけま
       した。あまり田んぼが軟らかいと、溝きりが上手く出来ないので、早いかな
       と思いつつ、出かけたのですが、場所によっては、田面が早くも乾いて硬く、
       浅くしか溝が出来ませんでした。溝は、10から12株(列)に1本づつ付け1
       時間あまりで終了しました。

7月18日 今日は畦や土手の草刈に出かけました。普通は、一月に1回程度ですが、
       あいがもが田んぼにいる間は、電柵をしている関係で、草が伸びて、アース
       すると、電気が弱くなるところから、10日程でしなくてはなりません。田んぼ
       を 見ると、早くも、よく乾いて、大きなひび割れが・・・これは、稲の根を切る
       こ とに なります。すぐに潅水することにしました。

7月28日 久し振りといっても,草刈をしてからの5・6日ぶりでしたが、田んぼの状態を
       見に行きました。ヒエはまだ、どの程度有るか分かりませんでしたが、所々
       に、早くも穂を出しているものが見えました。
       1週間早く田植をした、減農薬米の田んぼは、ほぼ穂が出揃っていました。

8月 8日 今は、稲の花の時期、あれだけ入念に、何回も草取りをしたにかかわらず、
       やはりというか、去年とは、若干少ないと思われるものの、ヒエが目立つよう
       になって来ました。
       辛抱し切れずに、ヒエ取りに行きました。然し、梅雨の明けた、昼前の暑さ
       に、1時間あまりで、降参、早々と帰宅しました。

8月26日 24日から続けて、二日と半日ヒエとリをしました。おかげで、奇麗に、人並
       み?の田んぼになりました。

8月30日 大体3週間ぐらいを目安にしている畦の草刈に行きました。行くと、例年にな
       く、稲が乱れて来ました。恐れていた、倒伏です。やはり今年の夏の初めの
       悪天候のせいでしょうか?稲の倒伏の田んぼが目立ちます。
       あいがもを引き揚げた後も、鹿の被害防止の為に、そのままにしていた、あ
       いがものネットを撤収をしました。これ以上稲が倒れると撤収が困難になり
       そう で・・・。

9月14日 13日から、愈々、稲刈りをしました。本当は、未だそのままにして置きたい
       と 思ったのですが、見事に田んぼ一面稲が倒伏してしまいました。未だ
       天気が 良かったから、被害も少なかったと思われますが、通常だったら、
       倒伏すると、 籾が芽を出したりした、減収につながります。
       やはり、倒伏したお陰で、刈取には、コンバインに稲が詰まったりして、時
       間が 例年以上にかかりました。

9月15日 二日にわたり、あいがも稲作田の稲刈りをして、家の乾燥機で調整しました
       が、 やはり、悪天候だったためか、昨年より、若干減収でした。

9月25日 20日には、早くも来年の、稲作に向け米糠を一反あたり、3袋(45キロ)散
       布 しました。そして今日はトラクターで耕耘して来ました。良い天気で、道
       中には、 大きな農業用水路には、野生の鴨や、さぎそしてコウノトリを見
       かけました。