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神鍋白炭工房より 炭師のひとりごと 近況報告など
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炭師 プロフィール
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2000年3月神鍋渓谷
の森にて |
田沼茂之(タヌマ シゲユキ) 昭和10年12月20日生まれ 血液型RH+O型 中学校を卒業し炭焼き名人の父、佐一と一緒に白炭の製炭を15年間やる。 その後、高度経済成長の中、山を下り養鶏業を15年間営む。 その後、神鍋高原の観光が栄える中、食品販売業に転業しおよそ20年。 再び現在、息子のすすめで山に戻り炭焼きを始める。 昔に相当な経験があります。しかし、いまだに気持ちは”炭焼き1年生” その労働は過酷ですが自然の中で自分をいかし、生かされる、幸せな毎日です。 |
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ウエブマスターの自己紹介
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田沼 光詞 (タヌマコウジ)1966年 3月 4日生まれ 血液型 RH+B 〒669−5372 兵庫県城崎郡日高町栗栖野1 炭師 田沼茂之と同居する長男で神鍋白炭工房を プロデュースしています。 父親に炭焼きを始めることを強く勧めました。 炭をこよなく愛し環境をよくすることを常に考えています。 地球に優しい農業、畜産、水産の商材を扱う会社で会社員をしています。 長女の温花(はるか)と一緒の写真です |
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炭にまつわる ちょっといい話
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・獣(けもの)は火を見ておそれて逃げていく。おそらく山火事の恐怖の記憶が遺伝子に残っていているのだろう。ものすごく火を怖がります。
逆に人は火があることで獣から逃れられ安心して生活できる。火と一緒に進化してきたといっても過言でないでしょう。そんなわけできっと焚き火をしているまわりや、炭を熾した火鉢や囲炉裏のまわりには不思議と人が集まってきます。 うちの炭を買って下さるお蕎麦屋さんのご主人が言われます。石油ストーブではお客さんが注文の品を待つのにいらついてしまうけど、囲炉裏で炭を熾しておく事で、お客さんはいつまでも待っていてくれるとの事。炭ってそんな力が本当にあるんですね。 人の心まで暖めてしまう素敵な実話です。 |
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現在の社会について感じてること
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| 炭を焼くことで地球を救える。 今さらながら神鍋の山奥で炭焼き仕事をはじめました。それは、今の世の中の急な変化についていけずに、いや、ついて行きたくなくなった私の残された最後の生きる道であるかもしれません。 昔、中学校を出てその当時炭焼き名人の父(故 田沼佐一)と一緒に炭焼きで生計を立てていました。当時は男二人が炭を焼くと生活はとても気楽でした。今になってその当時の自然の中の山仕事に戻りたいとの願いが実りました。、国定公園の為、県知事の許可認可が難しかった神鍋の山中で、許可を戴き、今たった一人で白炭を焼いています。 山の仕事は危険が多く、肉体の酷使する労働も半端なものでない白炭の炭焼きですが、納得するものが焼けません。毎回、炭が微妙に違う二度と同じ物が焼けない世界は、まさに『一期一会』です。個人的には芸術家気分で自己満足の世界です。 海外の炭は森林を破壊して生産されていると聞きます。日本に輸出する炭を生産するのに木を切りすぎていると思うんです。日本の炭焼きは山の木を伐採しますが、これは森林を破壊しているのではありません。過去、日本が高度経済成長して里山を捨て、植林した針葉樹木の管理でさえ放棄し約40年くらいたち、そこには地球の二酸化炭素の吸収酸素還元能力の衰えた老木がぎっちり窮屈に生えていて山が死にかけているんです。 山が死ねば人が生きていけません。木を若返らすための計画伐採し20年ぐらいのサイクルで里山を循環させる必要があるのです。 20年ぐらいでブナや楢を切っていけば切り株から萌芽し次の再生がすぐから始まり、とても見事な循環が生まれるのです。だから日本の山は定期的に計画伐採しなければいけないのです。 炭を焼くことにより排出される二酸化炭素も幾分ありますが、その排出量を大きく上回る樹木による還元効果があります。環境にもとても良いと思っています。 海外の炭はそうではないらしいです。還元できていないのです。そして日本に運ぶため、運送に大量の二酸化炭素を放出しています。 品質も価格優先で粗悪なものが多いらしいです。 当時は物質的には貧しくても心が豊かだったと昔話をよくします。また、近い将来、循環社会が必ず戻ってきて、人が山の木を伐採することにより、里山が絶えず生き長らえ、人と自然の営みが一心同体となって共存させる事を願います。 それと炭を使うような、ゆっくりとした心に ゆとりのある生活に戻らなければいけない。そして化学物質に頼らない生活をしなければならないといつも思っています。 冬のある日、ショッキングな出来事がありました。山で道に残る残雪をブルトーザーに乗って除雪中にあやまって路肩から30メートルほど転落しました。なんと、奇跡的に無傷で命拾いしました。その昔、父の佐一もあやまって道から足を滑らし、約60メートル下の谷底に頭から転落した事があるそうです。そのときも奇跡的に軽傷で助かりました。 命をなくしてもおかしくない程の事故でも山を守る仕事をしていたためでしょうか、山の神が救ってくれたのだと思っています。生かせてくれているのだと思います。ありがたいです。 白炭は近年水、空気の浄化作用や有害化学物質の吸収作用が知られ、その良さが見直されています。 燃料用としても海外の炭が比ではなく、その恩恵は汚染された環境を浄化してくれるばかりか、私たちの体をも清めてくれ、その柔らかい火は心も暖めてくれ、癒してくれるでしょう。 昔からの伝統文化である炭焼きの炭が見直され、炭の需要が再び伸びる事を信じて思いきって一から土窯をつき、炭焼き小屋を一人で建てました。 今では手前味噌ですが専門家からもお墨付きをもらう良い白炭を生産出来るようになりました。 販売は地元から京阪神、遠くは九州、東京方面にも送っています。 今、自分がやらねば世界に誇れる日本の炭焼きの技術が途絶えてしまう。地域の人に伝承されず終わってしまう、決してそうさせてはならないのである。伝統の土窯をつけるのも、この地域では今ではもう誰もいない、やるしかない!炭焼きで地球を救う、そうだ今やるしかない。そんな責任感で頑張れるのである。 皆さんそんな炭の世界を味わってみませんか。 神鍋白炭工房では体験したい人、炭焼きサポーターを受け入れています。 |