いつからこんな思いを浮かべたのだろう

こんなに染まった手を初めてみた

目の前に飛沫が舞って飛んでいるのを見ながら

愚かさと儚さの狭間に佇んでいる

 

何の為?

 

これが僕の描いた夢だったのだろうか

孤独と切なさを全て空に放り投げたくて

プラットホームの白線に気付かない人の様に

越えてはいけない線を跨いだ

 

そして…

 

遠くに見える星に近づける気がした

あの自由に舞う鳥の様に僕は飛べるのだ

限りなく飛び続けていれば

いつか君に出会えるかな

 

夢の中なの…

 

何だか体が軽くなって行く気がした

もう立っていられないみたい

背中に羽根があればいいのに

神様は僕に空を舞わしてくれないみたい

 

消えて行くの…?

 

此処は何処なのだろうか

目の前に輝いていた光りが薄暗くなる

前が見えなくなって行く

君をもう見ることも…感じる事も…

 

………………。