今日は目覚めが良かったので
いつもは食べない朝食を食べてようかな
料理は上手じゃないし、手際も良くない僕は
食パンを焼く事にした
トースターに2枚の食パンを落として
焼けるまでに、コーヒーカップを取り出して
インスタントのコーヒーを作る事にした
いつもの数だけスプーンで掬い
ポットからお湯を注いだ
ガシャンと言う音と共に勢い良く
食パンがトースターから飛び出してきた
こんがり焼けたトーストに
僕は決まってジャムを付けて食べるのだ
新聞を読みながら気になる記事に目をやり
ジャムをたっぷり付けたトーストを頬張りながら
ブラックのコーヒーを飲むのが好きなのだ
欲を言えば、ここにサラダがあれば良いのだが
僕は手際が悪いのと…少し無精者なので
諦める事にしよう
30分程ゆっくりした朝食の時間を済ませ
仕事へ行く準備を始めた
歯を磨き、顔を洗い、会社へ行く準備も万端だ
部屋の鍵を持って玄関を開ける時に
誰も居ない部屋に向って
「いってきます」と言うのが口癖になっている
少し寂しい気もするけど
こんな目覚めの良かった朝が僕は嫌いじゃない
じゃ…いってきます