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≪ハイアールーCCT(1169)≫
今週のGEMの情報にも、企業買収やジョイントベンチャー設立のニュースが多く出て
おり、水面下で活発なM&A交渉が行なわれていることを予感させられますね。
そうした中で今最も注目を集めているのは「Haier-CCT (1169)」(海爾中建)では
ないでしょうか。
同社は中国家電の最大手メーカーのハイアール(海爾)が29.9%出資する携帯
電話製造・販売を主業務とする会社でした。一年以上前からハイアールが白物家電
事業を同社に注入するのではないかと言われておりましたが、なかなか実現しませ
んでした。
ところが3月8日に同社株式が取引停止となり、16日には「掲示板」でもお伝えし
た通り、いよいよハイアールが同社に白物家電製造事業を注入するとの報道がなされ
ました。これによると、数日中にハイアールが2億米ドル(15.6億香港ドル)に
上る洗濯機事業を、同社に注入する計画を発表する、そしてハイアールがCCT Telecom
(0138)にかわって同社の筆頭株主となるとのことでした。さらにハイアールは、数ヶ月
以内に中核事業である冷蔵庫及びエアコン事業を同社に注入する見込みであることを
伝えています。
このことを裏付けるように17日の報道では、香港証券取引所の資料により、3月5
日にハイアールが同社の株式54.7億株を取得して、持ち株比率を84.85%
(84.5億株)にまで引き上げていることが確認されたとのことです。
報道通りだと、ハイアールの香港証券市場への「裏口上場」がこれにより完了するこ
とになります。同社は今回の取引停止期間中に「変身」してしまったことになります。
これにより中国のトップブランドが香港市場に上場したことになります。
現在の携帯電話製造会社は、激しい競争と値下げ競争の影響で苦境を強いられており、
4月30日に予定されている同社の2003年度の決算発表でも携帯電話事業関連で
の影響が懸念されているとの警告を出しています。
おそらく決算内容はあまり良くないものになるのでしょうが、この「過去」の数字と、
劇的な変化をとげた「現在」及び「将来」の同社とを市場がどのように評価するのか、
大いに注目されるところですね。 (04.3月21日)
先週号でもふれたハイアールによるHaier-CCT Holdings (1169)への資産注入の件で
すが、3月25日の報道では10億香港ドル相当の白物家電資産を注入する意向に
対して、中国当局から承認が下りて、あとは香港証券取引所の承認待ちであるとの
ことです。この承認が下りた後に、会社側の正式発表、取引再開となるのでしょう
か。この件に関しての会社側の正式発表は出ていませんので、今までの報道内容と
の比較も必要ですね。再開後どうなるのか注目したいですね。
今週も多くの会社が決算を発表しています。GEM企業でも通貨を「元」で計上してい
る会社も多いですね。将来的に「元切り上げ」の時には、これらの会社には直接その
「切り上げ」メリットがあるということになるのでしょうか。とすれば決算発表の
「通貨」にも注目してみることも必要かもしれませんね。 (04.3月28日)
「掲示板」の最新情報でもお伝えしておりますが、有力企業による買収・資産注入
(裏口上場)といったニュースをよく見るようになりました。1日には、アジア・
ロジスティク(862)をニューワールド・デベロップ(17)が買収し、通信事業
を注入(裏口上場)するとのニュースが出ました。3月9日にはニューワールド・
デベロップ(17)の親会社でもあるChow Tai Fook Enterprises Ltd (CTFE)が、
サイバー・オンエア(8118)を買収するというニュースもありました。どちらの
場合も続きがありまして、アジア・ロジスティクの場合は、100株を1株に併合、
サイバー・オンエアの場合は、減資及び100株を1株に併合、とそれぞれ株式併合
案を同時に発表しております。
そこでハイアール-CCT Holdings (1169)ですが、ハイアールによる同社への資産
注入について中国当局から承認が下りて、あとは香港証券取引所の承認待ち・会社の
正式発表待ちとなっております。有力企業による買収・資産注入(裏口上場)となる
のですが、はたして「続き」があるのかどうか気になりますね。同社の発行済み株式
数はおそらく100億株ぐらいになっており、取引単位は10,000株となっており
ます。報道によれば、ハイアールの「裏口上場」の目的として、同社を海外展開のた
めの資金調達のために使用する、といったことが上げられていました。将来の資金調
達を容易にするために、株式を併合するといったことも考えられます。例えば5株を
1株に併合して、取引単位を10,000株から2,000株に変更する、などという
ようなことが同時に発表されるかも知れないと考えております。中国トップブランド
のハイアールですから、たとえ株式併合があったとしても、併合による資産減少はあ
まり心配する必要はないかも知れませんが、先の取引単位の変更で私のように「端株
ホルダー」となっている者には、併合されるとさらに「日本株のミニ株状態ホルダー」
となってしまうので、なんだかさびしい気がします。(^^;)
これはあくまでも想像にすぎませんので、単なる杞憂で終わればいいのですが・・・。
いずれにしても正式発表・取引再開後の展開がどうなるのか楽しみですね。
(04.3月28日)
先月から日本でも海爾(ハイアール)をモデルにした映画『CEO[最高経営責任者]』
が公開されているんですね。http://www.uplink.co.jp/ceo/index.html
「ハイアール社のCEO(最高経営責任者)であるチャン・ルエミン(張瑞敏)の独創的
な経営手腕により、倒産寸前だった青島の町工場が中国で初めて世界的ブランドを
築いていく挑戦の物語」ということで何だか中国版のプロジェクトXといった感じ
がするのですが、この映画を撮ったのが『變臉(へんめん)』(95)の呉 天明)監督と
いうことを知り、この映画が単なる「宣伝映画」ではなくすばらしい映画である
ことが期待できそうだと思いました。「中国経済の仕組み、中国企業の内幕や経営
者の考え方などを知り、ビジネス現場の中国語を学ぶのにも役立つ」(中国語ジャ
ーナル)そうですので、中国株に関心のある方には必見の映画ですね。(^^)
『變臉(へんめん)』は「変面王」と呼ばれる老芸人と、彼が男子にしか引き継ぐこ
とのできない芸「變臉の技」の後継者にしようと男の子と間違って「買った」少女
との心の交流を、變臉の芸や四川劇等の中国の伝統芸を織り交ぜて詩情豊かに描い
たすばらしい映画でした。老芸人役はNHKの「大地の子」で主人公の育ての親を演
じた朱旭ですのでその演技力(變臉の芸もすごい!)のすばらしいのは当然としても、
これだけ人の心を打つ少女の演技力を引き出せる呉監督の力量にも感服します。
香港に上場している「海爾(ハイアール-CCT)」(1169)ですが、携帯版メルマガでも
お伝えしましたが、同社の主要株主の「CCT Telecom 」(138)等が同社株合計16.3億
株を売却し、同社はこれにより一般株主持ち株比率25%を維持することとなりました。
会社名も「-CCT」が取れて「海爾電器集団有限公司」となる予定ですので、名実とも
に同社は完全な海爾の香港上場旗艦企業となるわけですね。
今回の映画は同社のコマーシャル映画ではありませんが、同社にとっては期せずし
て大変効果的に同社を世界にアピールできるわけで、今後の同社の業績にも好影響
が期待できそうですね。さらなる資産注入等を含め、今後の動向に注目したいと思
います。(05.1月23日)
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