≪ソフトバンク・インベスト(648)≫

 Softbank Investment International (Strategic) (0648)は、日本のソフトバンクの
 香港上場会社として、日本の投資家にもなじみのある会社でした。
 ところが昨年10月9日に、日本のソフトバンク・グループが保有する同社の全株式
 (35.01%)を、証券取引市場で売却することに着手したとの発表(メルマガ号
 外でも既報)があり、ソフトバンク・グループからの取締役も全員辞任し、11月
 4日 には全株式の売却が完了したため、同社は日本のソフトバンクとは全く関係な
 い会社になってしまいました。その後、同社の株価も0.1香港ドル以下で推移して
 いました。
 それが今年の1月26日から、株価・出来高とも急上昇しはじめ、1月26日・27
 日はともに9億株を超える大商いとなりました。ホームページの「掲示板」でも随時
 お伝えしておりますが、これはアメリカのXybernaut社との提携のニュースや、その他
 の前向きなニュースを好感してのもののようです。同社に関心をお持ちの方も多いよう
 ですが、日本のソフトバンクと関係が無くなったためか、同社に関する情報は日本の
 証券会社等からはあまり伝わってこないようです。そこで同社に関する昨年10月から
 の情報を「掲示板」からピックアップしてみたいと思います。
 (10月9日)日本のソフトバンク・グループが保有する同社の全株式売却、ソフト
 バンク・グループからの取締役の全員辞任を発表。
 ソフトバンク・グループから「Softbank China Venture Investments Limited 
 (SBCVI)」の全株式を945,000米ドル(7.4655百万香港ドル)で取得する
 とのこと。
 (10月13日)10月10日(金)に証券取引市場において、同社が保有するAnanda 
 Wing On Travel (1189)の株式500百万株(2.73%)を、一株あたり0.025
 〜0.031香港ドル(総額13.056百万香港ドル)で売却し、これにより同社の
 持ち株比率は、8.11%から5.38%に減少したとのこと。
 (11月5日)11月4日時点で、ソフトバンク・グループが保有していた同社株の
 すべての売却完了との発表。証券取引所のデータによれば、10月16日時点での、 
 Hutchison Whampoa (0013)の持ち株比率は4.6%(167百万株)であるとのこと。
 (11月18日)同社は会社の英語名を現在の「Softbank Investment International
  (Strategic) Limited」(SIIS)から、「SI Investment (Strategic) Limited 」に変
 更することを提案しており(中国名は今まで通り「軟庫發展有限公司」のまま)、
 社名変更について、2004年1月8日の臨時株主総会で決議するとのこと。
 (12月17日)同社は市場状況の好転を生かし、今後6ヶ月の間に利益になる投資
 プロジェクトを売却し、現金化する意向であり、これによりかなりの利益が見込まれる
 と発表。同社が2000年に100万米ドルで3.25%の株式を取得した、オンラ
 インでのホテルの予約及び航空券の販売を手がける「Ctrip」が、12月9日にNasdaq
 に上場しており、今月には時価総額が629百万米ドルになっている、「Ctrip」の
 3.25%の株式の時価は、19.4倍の20.4百万米ドルとなっており、同社は
 これを売却する可能性を否定しないとのこと。
 (12月18日)同社の100%子会社の「SBIIS CH」が保有する「SBI E2-Capital」
 の51%の株式のうち2%を同社CEOのWong Sin氏に売却した結果、持ち株比率が49
 %となり、同社の子会社ではなくなったととのこと。
 (1月8日)臨時株主総会において、同社の英語名を「SI Investment (Strategic)
  Limited 」に変更するとした取締役会の決議が否決されたとのこと。
 同社の投資しているQingdao Zhongtian Information Technology Co Ltd (Zhongtian)
 が今年の6月までに香港のメインボードに上場する見込みであると発表。48百万香
 港ドルの転換社債の、46.5百万香港ドルの純調達資金内約30〜40百万香港ドル
 をZhongtian及びモバイル・コンピューティング技術の開発企業(X社)への投資に、
 約6.5〜16.5百万香港ドルを運転資金に使用する予定であり、同社は上記のモバ
 イル・コンピューティング技術の開発企業(X社)への共同投資に関して、米国のパート
 ナーと話し合い中であるり、。このパートナーがこの事業の経営権を持つ予定であると
 のこと。
 同社はShenzhen Capital Group Co., Ltd.との間で、それぞれが50%ずつ出資する
 中国をターゲットにした、約30百万米ドルの投資ファンド設立について話し合い中と
 のこと。また同社は、海外の約30百万米ドル相当の投資ファンドにも、約10%出資
 予定とのこと。上記の2つのファンドについて、今年の第1四半期に運用を開始する
 見込みであるとのこと。
 (1月15日)同社 と E2-Capital (0378)が保有するSBI E2-Capital Holdings Ltdが、
 1月21日にシンガポール証券市場に上場する予定であるとのこと。
 (1月19日)同社はナスダックに上場しているXybernaut Corpとの間で、中国におけ
 る携帯・装着コンピューティング技術市場開拓を行なうジョイントベンチャーの設立に
 ついての覚書を交わしたとのこと。
 このジョイントベンチャーは、Xybernaut社が60%、同社が40%を保有し、
 Xybernaut社の製品及び知的財産(IP)を中国に導入していく予定であるとのこと。
 このジョイントベンチャーは、中国全土でのXybernaut社製品の製造、取引、販売、
 供給の独占権を与えられる予定であるとのこと。
 この合意に沿って、Xybernaut社は中国におけるすべての合意事項及び提携関係を、
 このジョイントベンチャーに注入し、必要なノウハウの提供及び技術的な援助を行な
 う予定であるとのこと。

 現在の同社の主要株主は、同社会長のYu Kam Kee Lawrence 氏が7.87% 、 
 International Data Group, Inc.が6.24%、 そしてHutchison Whampoa Limited 
 (0013) が5.42% のようです。

 今まで同社の事業内容があまり具体的に見えてこなかったのですが、徐々に今までの
 事業の成果が現れてきた、といったところでしょうか。同社が、Xybernaut社の中国に
 おけるパートナーとなれたのは、それなりの評価を得ているからでしょうね。
 今後の注目は、Hutchisonがはたして同社株の持ち株比率を上げてくるのかどうかでし
 ょうか。                          (04.2月1日)


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