生産者から育て方のポイント教えます。

植栽例

咲く前のダニエル
芝桜の後に咲く松葉菊

植栽例芝桜とマツバギク植えて１年

植栽例スジギボウシと芝桜植えて丸1年

芝桜の植え込みに適した場所は
排水と陽当たりの良いこと、陰地、湿地は株張りも悪く育たない。
地ごしらえ（整地）は
粘土質の場所は土壌改良材（パーライト、バーク堆肥）いずれかで改良する。
レンガ、石組みの花壇は、
少しウオータースペースを確保して表土に市販の安い培養土を盛土すると
雑草が多かった土壌にはマルチ材の代わりになる。
植え込み方は
数量の多い場合溝を切ってからポットを脱がした株をならべて土をかぶせ
株もとを軽く押さえる。

＊秋(9～10月）の切り戻しと追肥
一年に一度秋に株もとより切り戻しと同時に
追肥を施す。

肥料は緩効性の肥料ＩＢ化成（１０－１０－１０）等
切り戻しは芽数が増え株が充実し若返る。
作業が遅れると4月の花期がずれてくる。
理想的な株の更新ときれいな花と株の維持には是非行いたい。

酒造会社の前庭

芝桜とハクロニシキ（柳）のコントラストが映える。植栽後4年経過しています。

ダニエルクッション（赤）、多摩の流れ（白く見える場所）

維持管理の
ポイント

　なぜ切り戻し(萌芽再生）や秋の施肥（寒肥）が大切か

　植物の生理的なことや維持管理面から寒くなる時期にじっくり大きく充実させ春には更新させた多くの若い芽の先にまばらにならずに揃った花を咲かせることが出来る。
　一年を通じて特に梅雨どき、夏季には肥料を切らし気味にすることも大切です。そのことで、株の成長を抑え蒸れ予防、夏場の水切れ予防等の管理が
楽になる。

病害虫の注意　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　滞水による根腐れの枯れとは違い夏から秋にかけてコガネムシの幼虫が根を侵食することがあります。その株だけ紅葉が早かったり元気がないように見える株がある。見つけ次第ｼﾞｮﾛにスミチオン（殺虫剤）の薬剤を数滴入れ株の上からたっぷりかける。徐々に回復してきます。