活動報告
活動報告2008について    戻る

峰山・長岡緑の少年団 団長 隅倉良雄
 平成2年6月に発足した峰山・長岡緑の少年団は、長岡区民の皆さま、長岡小学校、そして京丹後市や京都府などの関係機関の御指導、御鞭撻をいただき、今まで18年間を長岡地域の少年団として元気に活動を続けることができましたこと、厚く御礼申しあげます。
 この活動報告は、加入しております環境省こどもエコクラブの京都府交流会において、活動発表を行いましたので、それをとりまとめたものです。ご覧いただき、ご意見やご感想などをお聞かせください。
 今後ともどうぞよろしくお願い致します。

京都環境フェスティバル2008 こどもエコクラブ交流会 活動発表    
               平成20年12月14日(日)
            パルスプラザ(京都市伏見区)

山や畑の恵みに感謝‥‥私たちの活動紹介
      峰山・長岡緑の少年団こどもエコクラブ

1 はじめに 
          サポーター 堀 美奈
 わたしたちは、峰山・長岡緑の少年団こどもエコクラブです。
 わたしたちのエコクラブは、京都府の一番北にある京丹後市峰山町の地元で活動している緑の少年団のみんなで加入しています。今年は、長岡小学校の3年生から6年生までの19名と、地域の指導者11名の合計30名です。
 活動は、毎月1回くらいで、楽しく遊びながら長岡の環境を考えたり、みんなで自然の中でいろいろなことを体験したいとがんばっています。
 切り倒したドングリの木にシイタケ菌を打ち込んでおくと、たくさんのシイタケが生えてくることを体験し、畑にサツマイモや黒豆を植えて、その大きくなる早さにびっくりして、たったひとつのツルや種豆などを数えきれないほどに育ててくれる畑や山、そして水や空気に感動し、感謝しています。
 きょうは、5年生と6年生の団員5人が、入団してからの3年間余りで体験した今までの活動について、皆さんにお話したいと思います。
 どうぞよろしくお願いします。

2 総会と緑の募金活動
                        ○田○響
 毎年初めての活動は、4月の昭和の日に行われる総会と緑の募金活動です。
 公民館で開かれた総会では、まず副団長を決めることになりました。6年生の団員がやるということで、私になりました。
 なったときは、「えーこんなのしなきゃいけないの。やだな。」と思ったけど、だれかがしなきゃならないので、ちょっと考えて、「よーし、がんばろう。」と思いました。
 総会では、去年やったことの報告を聞いて、今年どんなことをするか考えました。
 去年は、環境大臣から活動の表彰を受けたので、緑の少年団ができてから去年までの、活動したときの写真をスクリーンに映して見せてもらいました。昔は、兵庫県のスキー場に一泊してスキー教室があったので、びっくりしました。今もやってほしいなあと思いました。それに、私が生まれる前から緑の少年団があって、18年も受けつがれていてすごいと思いました。
 そして、私は特に、緑の少年団に新しいなかまが入ったことがうれしかったです。来年も新しいなかまが、おおぜい入ってきてほしいです。緑の少年団は、「多くの人が入ったら緑をいっぱい守れるんだな。」と思いました。
 総会がおわると、緑の募金活動をするために班ごとにわかれて車にのり、ショッピングセンター・マインへ行きました。
 マインでは、緑の募金が緑を守るために使われる事を聞いて、そして、3組に分かれて募金活動をすることになりました。私はマインの前の入口にならびながら、「いっぱい募金が入るかな。」と心配しました。
 マインに出入りするお客さんに、大きな声を出して「緑の募金おねがいします。」と言うと、いろいろな人が募金に協力してくれ、中には千円札を入れてくれる人もいました。ちょっとびっくりして、うれしかったです。
 最初は、募金してくれた人に、緑の羽根や花の種をわたすのがむずかしかったり、できなかったりしたけど、だんだんみんなと協力してしっかりとできるようになったので、良かったしうれしかったです。
 終わったときは、「つかれたけどうれしいな。また緑のために募金がしたいな。」と思いました。
 これからも緑にやさしくエコないろいろな取り組みなどをしてみたいし、考えたりがんばったりしてみたいなぁ〜と思いました。
 募金や総会でいろいろなことを学んだので、緑の少年団の活動でかつやくしたいです。

3 大谷川の水生生物調査
  
                ○下○彩
 7月には、私たちの住む長岡地区を流れる大谷川の水生生物調査を行いました。
 調査は、長岡地区の川上と、真ん中、そして長岡地区の川下、の3か所でやりました。
 はじめに川上へ行きました。ここは、大谷川が山から流れ出してきて、住宅地へ流れこむ前の山ぎわです。
 まず、川のきれいさやにおいはないか調べました。川の水は、色もすきとおっていて、それにくささもありませんでした。次に川にどんな生き物がいるかを調べました。私の知らない生き物がいました。中でもびっくりしたのはシマトビケラです。理由は、木の箱みたいなものに入っていてつんつんつつくと、イモムシみたいな白い生き物が出てきたことです。ほかにも『サワガニ』とかいろんな生き物を丸いとうめいな入れ物へ入れて観察しました。
 次の場所へ移動するときに、観察した生き物は川へ返してやりました。
 2番目は、住宅地の真ん中あたりです。大谷川が長岡の町に流れこみ、川も広くなりました。川の水は、川上とくらべると、色がにごっていて少しくさかったです。
 生き物調べでは、ここにはサワガニはいなかったけど、アメリカザリガニや大きなミミズがいて、それもとうめいな入れ物に入れて観察しました。
 川上では川へはいっても少ししかにごらなかったのに、ここではにごって川の中が茶色になって見にくいし、生き物をさがしにくかったです。
 3番目は、大谷川の川下です。ここは長岡の町はずれで、田んぼへ水を引き入れるために川がせき止められています。
 川の流れが川上・真ん中は「さらさらー」と流れていたけど、川下ではほとんど流れていなくて、川にはドロがたまっていて深く、水の色がきたなくてすごくくさかったです。団長は、「家からのよごれとかが流れこんで、せきとめられているので、水がくさっているんだな。」と言っていました。私は「そうなんだー。」と思いました。
 川の生き物は、『タニシ』や『アメリカザリガニ』とかしかいなくて、生き物がすごしにくいのかなと思いました。
 「魚がいたー。」と言っても、見つけた魚は死んでいるか死にかけで、ほとんど元気な魚をみませんでした。タニシを観察しているとケースにひっついて動き回り、タニシが一番元気だなーと思っていました。
 この大谷川の調査では、家が多くなると、川がよごれてくさくなって、かんきょうが悪くなるんだ、ということが分かりました。私たちも家で使った水を流して、大谷川をよごしているんだなあと思いました。できるだけ川をよごさないようにしたいです。

4 夏のキャンプ
          
    ○野○生
 8月には、、京丹後市峰山町の「天女の里」に緑の少年団でキャンプに行きました。
 お昼に公民館に集まって、「天女の里」にとう着するまで、ドキドキ、ワクワクですごく楽しみでした。
 最初は、水着に着がえて川に入って、手づかみで魚をとりました。魚はぬるぬるしていて、つかみにくかったです。つかめた時は、とてもうれしかったです。こんなのは初めてだったので、いい体験になりました。みんなでがんばって取った魚は、炭で焼いて食べました。すごくおいしかったです。おいしすぎて何びきも食べました。
 夜までは、テントでたくさん遊びました。
 夜ごはんは、焼肉と焼そばでした。すぐにごはんを食べて、また川でみんなで遊びました。すごく楽しかったです。
 寝る前に外にいたら、すごく大きなガを見ました。おもちゃに見えたけど、このガも生きているんだなぁ、自然はすごいなぁと思いました。
 それから、「天女の里」の伝説を、近くに住むおじさんから聞きました。すこし難しかったけど、天から女の人がおりてきて、池で水あびした、その天女を今でもおまつりしているということが分かりました。
 その後はきもだめしです。少年団の指導者のおっちゃんたちがおばけ役をして、それに暗かったので、ちょっとこわかったです。
 夜はなかなか眠れませんでした。夜中でもずぅーーーとテントの中で、遊んだり、おやつを食べたりしていて、しまいには、先生やおっちゃんたちにおこられてしまいました。そして私たちはぐっすりねむりました。
 次の日は、朝早くに起きて、ラジオ体操です。すごいねむたかったです。
 朝ごはんは、おいしぃー白ごはんと、おいしぃーみそ汁を食べました。おかげで目が覚めて、元気になりました。
 元気がでたところで、天女が水あびに来た池のところに登りました。そこには、もうあまり水がありませんでした。でも、そこに天女が来たということはすごいなぁと思いました。
 そして、みんなでいさなご山に登りました。たくさん階段があって途中であきらめる人もいました。私はあきらめずにがんばって登りました。みんな、歩くのが速いのでみんなとはなれてしまいました。友だちもえらかったみたいで、いっしょに二人で登りました。えらいー、まだかなぁーと思って、途中にあったかんばんをみたら、いさなご山まであと「1000段!」と出ていて、二人で、「えーー。まだこんなにあるのーー?」と言っていました。途中で休けいを入れて、がんばって登りました。
 そして、やっと頂上に着きました。でも、もうみんな下に降りて、帰りかけていました。
山の上から見た景色は、「きれい!」な予定だったけど、きりがたくさんでていて、あまり見えませんでした。でも、すずしかったし、広い所だったので、うれしかったです。友だちいっしょに、いさなご山の上を楽しみました。
 山を降りる時は、指導者のおっちゃんと3人でしりとりをして帰りました。降りるときは、すぐにおりれました。山登りは、しんどいけど頂上に着くとほんとに気持ちが良いので、いい体験になりました。
 このキャンプを通して、川や山、自然には、たくさんの生き物がいる、ということを知りました。たくさんの生き物が、みんな仲良く生きていくことができたら、すばらしいなあと思いました。

5 丹後ブロック交流集会
               ○本○菜○
 私たちは、8月に宮津市の世屋高原で行われた緑の少年団丹後ブロック交流集会に、参加しました。
 世屋高原に着いたら、まず名札を書きました。名札は木でできていて気にいったので、今でもぼうしにつけています。それから班ごとに分かれて、自己紹介をしました。
 最初の活動は、「オリエンテーリング」でした。まず行ったのは、竹でっぽう作りの場所です。そこへ最初に行った理由は、早いほうが良い竹があるかなと思ったからです。竹でっぽうは、太い竹と、その中に入るくらいの細い竹を組み合わせて作ります。竹を切る所まではかんたんだったけど、その竹でっぽうにぬらした新聞などをつめて飛ばすのは、空気がぬけて飛ばなかったり、玉がたくさんつまったりして大変でした。でも何とか飛んだけど、うまくまとに当たりませんでした。
 次は「動物がいた跡見つけ」です。フンやどんぐりを食べた跡はいくつかあったけど、足あとはなかなか見つかりませんでした。
 その次の「どんな関係クイズ」は、木にかかっているカードに、「マツとマツタケ」などが書いてあり、それはどんな関係なのかを答えるのです。
 そして「どんな工夫をしたら木が大きく育つか」というクイズがある所に来ました。「動物から守る。」、「いらない枝を落として、多くの日光を入れる。」など、たくさんの意見が出ました。
 オリエンテーリングの最後は山へ行き、「名前の札を見てその木の名前を覚える。」というクイズでした。さらに、「山を下りてから、木の名前を聞きます。」とも書いてあったので、私たちは、一人5個から6個ずつ覚えながら行くことにしました。でもすごくたくさんあったので一人6個ずつどころではありませんでした。
 山を下って道路に出た時、またクイズです。5〜6枚の葉っぱをみて、木の名前を当てるクイズで、一つだけ分かりませんでした。
 夜は、キャンプファイアーです。ゲームをしたり、歌に合わせておどったりして、とても楽しかったです。火を消すと真っ暗になり、この暗さもびっくりでした。
 二日目は「そば打ち」をしました。始めに、そば粉に水を入れてこねて、次に、それを広げてのばす時、タテ・ヨコのバランスを考えながらのばしていたので、切るのがおそくなりました。切るのは順番にやり、細くなったり太くなったりして、けっこう大変でした。
 それからゆでて食べたけど、自分たちで打ったそばはとてもおいしかったです。そば湯も、みそ汁みたいであったかくておいしかったです。
 私はこの交流集会キャンプで、ほかの少年団の人たちと知り合って楽しかったし、山の緑のいろんなことをたくさん学びました。

6 スキーとスケート教室
               ○西○希
 私たちの緑の少年団では、毎年いろいろな活動をやっています。私は小学校4年生から入団したので、3年目です。今までにやったことのないようなことを体験するときは、ちょっと心配でドキドキするけど、友だちといっしょなので、やりかけると楽しくなってきて、変わったことができるのがうれしくなります。
 きょうは、楽しくてよく思い出すスキー教室とスケート教室のことを話します。
 毎年2月には、スキーかスケート教室のどちらかがあります。この前はスキー教室で、京丹後市弥栄町のスイス村スキー場へ行きました。最近は雪が少ないので、スケート教室だったので、少年団でのスキー教室は、私にとって、はじめてでした。
 最初は、こわくてボーゲンもうまくできませんでした。でもなれてくるとボーゲンがうまくできるようになりました。スイス村スキー場では、林道をすべるコースがあります。そこで雪の中に顔からつっこんでしまった、という思い出もあります。
 私は今まで、スキーのことについて書いた日記をみると必ず、「すごく楽しかった。」と書いています。
 スキーなどの活動は、緑の少年団の楽しみの一つです。その前の年のスケート教室も、ほんとに楽しかったです。
 スケートでは、こんな思い出があります。それは、「フリータイム」のときに、はやくすべれるようにちょうせんしてみたり、回ってみたりなど、いろんなわざにちょうせんしてみたことです。みんなとすべるのが、とても楽しかったです。
 スケート場は、丹後にはなくて、兵庫県の円山川公苑まで行ったけど、川のそばにある外のスケート場なので、風がふいたり、雨がふったら、冬なのでつらいです。でも天気が良くて暑くなると氷がとけるので、冬の寒いのもいいかなあと思いました。
 スキー場は、近くにあるけど、地球温暖化で雪があんまりふらないようになったと聞きました。スケートも楽しかったけど、近くでスキーができなくなるのも困るなあと思います。
 私は、スキーもスケートもどっちも好きです。寒い冬もこんな楽しい遊びができるので日本が熱帯の国みたいにならないように、緑の少年団やエコクラブでいろいろなことを体験して、私たちの住む地球を守りたいと思います。

7 おわりに
 これで峰山・長岡緑の少年団こどもエコクラブの発表を終わります。
 活動のくわしい内容は、峰山・長岡緑の少年団のホームページを見てください。
 これからも、みんなで楽しくいろいろなことを体験して、自然のすばらしさを感じて、自分たちの住むふるさとを大切にしていく活動を続けていきたいと思います。
 ありがとうございました。

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