小さな村の方言集

自分の生まれ育った地方の方言を聞くと
ほっとしませんか?
最近では、あまりこの方言も聞かなくなりましたが・・・・・

ここでは、ちいさゃぁ村の方言集を、あんにゃぁするさきゃぁー、あんばよー、みてくんなれーなー。
じしらかし、こちらえーちゃんらんけど・・・・・まーみてくんなれーなー。

随時追加して行きますので、お楽しみに・・・・・

 2002年7月21日 追加

はたがみ・きゃぁーもくを追加。

この地方(この村)の方言は、文字にして表すことが難しい言い回し方が、あります。
正確さに欠ける場合がありますので、ご了承ください。
(きゃぁkyala・にゃぁnyala・みゃぁmyala・等々)

方言 文      章      使      用      例
(あ行)
あかんちゃぁー いけません 「そんなことしたら、あかんちゃぁー
あんばように 正確に 「うららーにも、わかるように、あんばよーゆーてくれなー」
あからぶ 熟す 「まーうまげーにー、トマトが、あからんどるなー」
あだける 落ちる・踏外す 「こにゃぁだ、ハシゴ段からあだけた
あぬけばさ 扱ける(仰向けに) 「こにゃぁだ階段で、あぬけばさうった」 
あんごた 顎(こうしゃく・言い訳) あんごたばっかり立つなー」 
あきゃぁー 赤い 「まーなっちた、あきゃぁー顔しとるでゃぁなー」 
あえー 青い 「おみゃぁ、あえー顔して、えりゃぁんかー」 
いかめー うらやましい  いかめーもんもっとるだにゃぁーきゃぁー」
いかんちゃぁ 行きません 「おみゃぁの、所へはいかんちゃぁ
いぬる 帰る(帰宅する) 「さぁーいのう
いやんちゃぁ 嫌い(否定する) 「おーい魚釣りいこかー・・・・いやんちゃぁ
いにしま 帰り際 「きんのうの、いにしまに、おとろしい目におーた」
うら(うららー) 私(私たち) うららーいのうや」 
★うらにし 丹後地方特有の天気 秋にかけて、天候が頻繁に変化する天気の事。
ええっちゃぁー 結構です。(拒否する) 「そんな、こと、せんでも、ええっちゃぁー」 
ええもん お菓子・貴重なもの ええもん、もらった」
えー 嘔吐 「飲みすぎて、えーがでた」
おたてー うっとうしい 「まー、おたてー事になっとる」
おんなる 在宅(いる) 「○○さんは、おんなりますか?」
おおけに ありがとうございます。 「ええもん、もらって、おおけに
おお ★言葉の前に引用する言葉 おお、おたて」ものすごく。
おっとろしや 恐ろしい・ビックリした時などに使う ※草刈の作業中※「おっとろしや、(まー)蝮だにゃぁきゃぁー」
(か行)  
かったくれ 全然 かったくれ、あかせん」
★きゃぁー 〜ですか? 「ほんまきゃぁー
きゃぁーもく 全然(まったく) きゃぁーもく、あかせん」かったくれとこの方言どちらも同じ意味です。
くっちゃろか 食べてよろしいですか? 「おみゃぁの、おかずを、くっちゃろか
こんだめ 今度(次の機会に) こんだめに、するわー」
 (さ行)    
さゃぁた 咲きました・さした 「美しい花がさゃぁた」「雨が降ってきたので傘をさゃぁた」 
さしちゃろか? 「〜をやって頂けませんか?」 「手伝いをさしちゃろかー
さゃぁまげる さからう(口をはさむ) さぁまげんでも、ええちゃぁ」
さぁーそうだーなー あいづち さぁーそーだーなー
すけー 卑怯 「おみゃぁわ、すけー、もんだなー」 
すこーと いそいそと  「今、おった思ったらすこーと、おらんようになった」
せんなん 〜をしなければならない  「暑いけど、畑打ちをせんなん」 
そーだっちゃぁー 納得したときに使う(あいづち) 「さーそーだっちゃぁー
(た行)
たんの 沢山・飽きた 「スイカを食いすぎで、たんのした」
〜ちゃぁ 〜です・〜ましょう。 「あかんちゃぁ」「いこっちゃぁ」
ちめたゃぁー 冷たい 「井戸水は、ちめたやぁで、気持ちがええ」
つべくる 摘む 「わりいことしたら、つべくるどー」
てい 子供を叱る時によく使う言葉 てい、そんなことしたら、あかん」
ちょろくさゃぁ 意気地なし 「そんな、ちょろくさゃぁ、こと」
(な行)  
なつべる  しまう 「みつからんように、なつべとこー」
★なーなー 言葉の前にくる問いかけの言葉 なーなー、海に行かんの」
なっちた とてつもない・とんでもない なっちたー暑いでゃぁー」
なな 大根の葉っぱの漬物 ★「なな、添えてご飯を食べる」
〜にゃぁー 相手に同意を求めるときに使う言葉 「そうだにゃぁー
ぬすびと 泥棒  
ねしな 寝てすぐに(寝る前) 「よんべ、ねしなに、酒を飲みすぎた」
ねこすーい 無視をする。 「うらが、せっかく話をしとるのに、ねこすーいして・・・」
のうさゃぁ 他人を誹謗中傷するときに使う言葉。 ●あまりにも、表現に問題がありますので、記述いたしません。
 (は行)
はたがみ 「よんべ、はたがみが鳴っておとろしかった。」
はやぁーこと・・・ 速く・早く 「あの人は、はやぁーこと走るなー」
ひゃぁー 灰・ハイ(返事)・蝿 ●この言葉で、アクセントの違いによって3つの意味を示す
へーから・・・ それから 「これと、へーから、あれを下さい。」買い物をする時に、使った場合。
へて そして 「昨日、魚釣りに行きました。へて、ぎょうさん、釣れました。」
へしこ 鯖・鰯の糠漬け 鯖・鰯などを、糠漬けにした、保存食。(生、若しくは焼いて食する。但しこのときに糠は、水洗いせずに、魚体につけたまま焼く。
ほかす 捨てる(処分する) 「ゴミを、ほかす。」
(ま行)
まー○○ 驚いた時などに使う。  まーなっちたぁ、おたてぇでゃぁ」
みゃあみゃあどんぐり くるくると回る。 「イヌが、自分の尻尾を追っかけてみゃあみゃあどんぐりする。」
みしちゃる 見せてあげる。 「ええもん、もっとるで、みしゃちゃろかー」
みーちゃぁ 見て下さい。 「まあ、ええさきゃぁ、みーちゃぁー」
めしつぶ 米(一粒のご飯・米) 「ほおべたに、めしつぶが、ついとるでー」
めめ 目(主に幼児期に使った) めめに、虫が入ってめめが、いてゃぁ」
めんめんかぜ 春蘭(花) 春一番に咲く蘭(薄暗いところに主に咲く)
目くそが鼻くそを笑う どちらもどちら(例え) ●あまり良い表現では、ないので記述いたしません。
もー お尻を突き出すしぐさ。 「尻になんぞ、ついとらんか、みちゃるで、もーせいやー」
もけもけ 絡まってどうにもならない様子。 「魚釣りの糸が、むしゃくれて、もけもけになった。」
(や行)
やん 否定する言葉(結構です。) 「そんなことしたら、やんちゃぁー」
ゆーちゃぁる 言ってやる。 「悪いことしたら、先生にゆーちゃぁるどー」
よんべ 昨夜 よんべ、雷が鳴った」
(ら行) 探してみましたがありません。  
(わ行〜)    
わりぃー 申し訳ない。 「こにゃぁだ、わりぃーことしたなー」
わし 「これは、わしのもんだでー」
わしらー(複数・二人以上) 私たち わしらーの時には、そんなことせなんだでぇー」